プロジェクト概要
- Client|クライアント
- 株式会社YOUMEX
- Project|プロジェクト
- 車検・中古車販売のマーケティング戦略設計とLP・CV導線の構築(顧客・競合分析〜バリューポジション設計〜集客ファネル設計〜LP企画・情報設計〜制作ディレクション)
- Industry|業界
- 自動車・エネルギー / 車検・中古車販売・サービスステーション
- Service|支援領域
- マーケティング戦略 / 顧客・競合分析 / LP企画・CV導線設計 / Web開発
- Period|支援期間
- 継続支援
- Team|eap担当
- 株式会社eap(マーケティング戦略・LP企画・ディレクション)/株式会社ラフノート(Web開発・実装)
車検・中古車販売はいずれも競合が多く、「安い」「車を売っている」だけでは違いが伝わらない。広告や販促を強化しても、流入したお客様を受け止めて問い合わせ・来店につなげる受け皿が整っていない状態だった。
LPのデザインから着手せず、顧客が何と比較して何を不安に感じているか、競合が何を訴求しているか、YOUMEX様がすでに持っている強みは何かを整理。そこから商材ごとのバリューポジションを決め、集客ファネルとLP・CV導線に落とし込んだ。
車検・車販売それぞれの「価格以外の選ばれる理由」を言語化し、広告・検索から流入したお客様を受け止める専用LPと、LINE相談・在庫確認・お見積りといった心理的ハードルの低い問い合わせ導線を構築した。
地域に根ざした会社が、車検と車販売で「なぜここで買うのか」を問われていた。
株式会社YOUMEXは、1951年創業、長野県塩尻市に本社を置く地域生活サービス企業です。サービスステーションを中心に、給油・車検・整備・中古車販売・カーライフ関連サービスを提供し、地域のお客様と日常的な接点を持ち続けてきました。掲載中のLPでも「創業75年」「地元でガソリンスタンドを続けてきた会社が運営」という点が、サービスの前提として示されています。
同社はLINEをはじめとしたデジタル接点の整備も進めており、既存のお客様とオンラインでつながる基盤が育ちつつありました。一方で、車検・中古車販売という主要商材について広告・販促を強化していくにあたり、「集めたお客様をどう受け止めるか」の設計が追いついていない状態でした。
車検も中古車販売も、地域には比較対象が多く存在します。「価格が安い」「車を売っている」だけでは違いが伝わらず、なぜYOUMEX様を選ぶべきなのかをお客様の視点で組み立て直すことが必要でした。eapはこのタイミングで、マーケティング戦略の整理からLP・問い合わせ導線の設計までを担当することになりました。
課題は広告の量ではなく、集めたあとに受け止める場所がないこと。
ご相談の出発点は「車検と車販売の集客を強化したい」でした。ただ、現状を整理していくと、本質的な課題は広告の量や媒体の選び方ではありませんでした。
広告や販促でお客様を集めても、着地したページで他社との違いが伝わらない、知りたい情報が見つからない、問い合わせの心理的ハードルが高い、次に何をすればいいか分からない ── この状態では、集客コストを増やすほど取りこぼしが増えていきます。集客施策とWebページを別々のものとして扱っていることが、成果が積み上がらない構造をつくっていました。
LPのデザインからではなく、「誰に・何を伝えるか」から始める。
eapが最初に手をつけたのは、LPのデザインではなく「誰に・何を伝えるか」の整理です。誰が顧客なのか、何を不安に感じているのか、何と比較しているのか、競合は何を訴求しているのか、YOUMEX様がすでに持っている強みのうちどれなら競争優位になるのか、最終的にお客様にどの行動を取ってほしいのか。ここを決めてからでなければ、LPは「きれいなページ」以上のものになりません。
そのうえで、バリューポジション、集客ファネル、LPの情報設計、CV導線へと段階的に落とし込み、各ステップの結論を次のステップの前提として積み上げていきました。
分析からLPの情報設計・CV導線設計、制作ディレクションまで。
eapが担ったのは、「集客施策を提案すること」ではなく、事業の強みを顧客が選ぶ理由へ変換し、それを実際に行動が起きるページと導線に落とすところまでです。
支援アウトプット
「集客を強化しましょう」で終わらせず、意思決定と制作にそのまま使える形に落とす。
ここでは、実際のプロジェクトで作成した支援アウトプットの一部をご紹介しています。獲得単価・広告予算・目標件数・競合企業名などの機密情報を除き、公開用に再編集しています。
設計した内容を、実際に公開されているLPへ。
以下は、本プロジェクトで公開した2つのLPの実際の画面です。掲載内容は公開時点のものです。








価格以外の「選ばれる理由」を言葉にし、相談が始まる受け皿を用意した。
今回の成果は、LPを2本公開したことではありません。事業が持つ強みを「顧客が選ぶ理由」へ変換し、広告・検索・店頭・LINEから来たお客様が、迷わず次の行動を取れる状態をつくったことです。
- 車検・中古車販売それぞれについて、価格以外の「選ばれる理由」を言語化し、掲載できる事実と条件に落とし込んだ。
- 「その日の車検代」から「車検後のカーライフ費用」へ、車検の比較軸を変える構成をLPに実装した。
- 中古車購入時の不安(総額の分かりにくさ、購入後の対応、修復歴、車種選び、営業への警戒)を先に言語化し、保証・支払総額表示・購入後のサポートで1つずつ回収する構成にした。
- 広告・検索から流入したお客様を受け止める専用LPを、車検・車販売の2商材で構築した。
- 来店予約を求める前に、LINE相談・在庫確認・お見積りという心理的ハードルの低い入口を用意し、そこから会話を始められる導線にした。
- 在庫は支払総額のまま一覧で見せ、車両ごとに相談できる導線を設置。台数と更新日も同じデータから反映される仕組みにした。
- オンラインの施策と、店舗・既存のお客様接点をつなぐ受け皿を整備し、今後の広告運用を改善していけるマーケティング基盤ができた。
戦略だけでも、制作だけでもなく。
広告を改善する前に、受け皿を直す
集客の相談をいただいたとき、eapがまず確認するのは広告の設定ではなく、その広告が連れてくる人をどこで受け止めているかです。広告は「人を連れてくる仕組み」でしかなく、連れてきた人が違いを理解できず、次に何をすればいいか分からなければ、投資は成果に変わりません。
今回も、広告や販促を単体で改善するのではなく、受け皿となるLPと問い合わせ導線まで含めて設計しました。施策とページを別のプロジェクトとして切り分けないことが、この案件でいちばん重要な判断でした。
「安さ」で戦わないと決める
車検も中古車販売も、価格だけで比べられやすい商材です。しかし表示価格の安さで戦うと、最終的な支払額や追加提案をめぐる期待値のズレが生まれ、現場の負担も増えます。
そこでeapは、価格を訴求の中心に置かず、「車検後にかかる費用まで含めた考え方」「説明して一緒に決める方針」「購入後も相談できる体制」といった、すでに事業が持っていた強みを前面に出す設計を選びました。LPに書く言葉も、店頭でお客様に説明している内容とズレないことを前提にしています。
支援体制
本プロジェクトでは、eapがマーケティング戦略・顧客および競合の分析・バリューポジション設計・集客ファネル設計・LPの企画と情報設計・CV導線設計・制作ディレクションを担当し、Web開発・実装をグループ会社の株式会社ラフノートが担当しました。戦略設計からシステム実装まで、グループ内で一貫して支援しています。
公開している2つのLPは、PC・スマートフォンの両方に対応したレスポンシブ設計に加え、スマートフォンでは表示画像を切り替える対応、比較表のような横に長い要素へのスクロール補助、閲覧環境に応じた動きの制御など、読み手の環境に合わせた実装がなされています。車販売LPでは、在庫情報を外部データから読み込んで描画し、取得できない場合は掲載済みの在庫を表示するフォールバックを備えた構成です。在庫台数や更新日も同じデータから反映され、車両ごとの相談ボタンには計測イベントが設定されています。LPを作って終わりにせず、運用しながら改善していける状態を前提とした構成にしています。
作って終わりにせず、改善を続けられる状態へ。
LPと問い合わせ導線が整ったことで、ここからは「どのチャネルからのお客様が、どこで離脱し、どこで相談に進んでいるか」を見ながら改善していく段階に入ります。訴求の見直し、掲載する情報の追加、CV導線の調整は、公開後も継続して検討していく前提で設計しています。
eapのマーケティング支援は、施策の提案だけで終わりません。事業の強みを整理し、顧客が選ぶ理由へ変換し、それが実際に伝わるページと導線に落とし込むところまでを担当範囲としています。Web開発・実装が必要な場合は、グループ会社の株式会社ラフノートと連携し、戦略から実装までをグループ内で完結できる体制でご支援します。




